父は、比較的規則正しい生活をしていた気がします。
朝起きて、夜寝る。昼寝もする。
文系の大学教授って、ヒマだから。
我の生活リズムこそが正義と、自分の所有物たる子どもは「俺の言う通りに寝起きしないと殴る!」という人でした。
中学・高校の頃わたしは、常に眠かった。
夜、目が冴えるんですよね。
夜、寝ようとしても、静かな夜更けに限って、父への憎悪や殺意がふつふつとこみ上げて来て、身体中が強張って暴れ出したくなって、なかなか寝付けない。
そのぶんでしょうか?
朝起きられない。
昼間も眠い。
夕方も眠い。
父は、自分が昼寝をけっこうしていたくせに
わたしが昼寝をする事は許さない人でした。
中学・高校って、朝補習があるから、学校から帰ると、毎日とても眠たかった。
帰って一瞬お昼寝をしようとするけど
「今寝ると夜中眠れなくなる!
家族と一緒に食卓につくんだ!」と、叩き起こされて食卓に座らされ
食事が済んだら勉強しろと追い立てられ見張られる。
スケジュールを管理されて
父はわたしを躾けた気になっていた
でも、常に眠たかったなぁ、あの頃。
発育期であったの頃
眠りたい時にちゃんと眠れていたら
もう少し軽く済んでなかったかなぁ…
身体ももう少し丈夫に育たなかったかなぁ…
そんなタラレバを、たまに思う事が、今でもあります。
眠い時に、寝たい。
それってしあわせですね。
仕事してるとそれも難しいけどね。