毒親育ち35年、その後の人生。

親から過剰に束縛される事により歪んでいった、過去の己の闇を見つめ直すべく綴っています。

大人の発達障害で周りが困る事

父のADHDで我々家族が1番困っていたのは、物忘れでした。

 

こんばんは。社会学者で発達障害の父親に最近まで振り回されていた、アラフォー主婦のユイカです。

 

発達障害かも?と思った人の為のチェックリストには「アスペルガー版」と「ADHD版」がありますが、ネットで検索すれば色々出て来ます。

 

どのページでもADHDのチェックリストに必ずと言っていいほど入っているのが「忘れ物が多い」

これは…この書き方は落とし穴だなぁと思うのですが…我が家で1番問題だったのは父のこの、「忘れる」という点だったと思います。

 

「忘れ物」と文字で見てしまうと

「あ!鍵忘れた!」

「大事な書類紛失しちゃった!」

スマホ無くしちゃった!」

…みたいな状況を想像しますよね。

ウチの父はこれではなかった。

 

しかし、記憶がすぐなくなる。

昨日と今日で言ってることが違う。変わる。

「昨日パパがそう言ったもん!」と言っても本人は覚えていないので「作り話をするな!俺がそんな事を言うはずがない!」「嘘つき女!」「詐欺師め!」と、怒鳴られキレられ殴られる。

 

我々子どもは当時は自分の親が発達障害だなんて思いもしないものですから「お父さんは脳に血栓でも出来ているのでは?」と考え「お願いだから病院に行って!」と泣いて頼みました。しかし本人には自覚がないので「作り話で俺を異常者扱いするな!病気なわけがあるか!」と一蹴。「子どものくせに生意気だ!誰のおかげで暮らせていると思ってるんだ!金も飯もやらんぞ!」と、恫喝。

 

学生時代は金銭行動全て親の管理下でしか動けませんでしたから、大変でした。

お金の使い方も行動も、昨日とったはずの許可が今日には通用せず、友達や学校との約束事を遂行出来ない…なんて事がザラにありました。

 

大人になってからも、実家を出るまでもちろんこの苦労が続いたわけですが…あの頃知りたかったですね。「あんたの父親のそれ、発達障害だから仕方ないよ」って。

 

「親だから、人間だから、話せばわかるに違いない」と信じ続けていたのが、本当に無駄だったわけです。

 

しかし、知れて良かった。

「パパは発達障害だから仕方なかったんだ」

お陰でだいぶ許せる様になりました。

 

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