毒親育ち35年、その後の人生。

親から過剰に束縛される事により歪んでいった、過去の己の闇を見つめ直すべく綴っています。

老いた父とスーパーへ

普段実家の両親は、父の運転する車で、週1〜2回スーパーへ買い出しに行くそうです。今日は父とわたしでスーパーへ行きました。

こんばんは。社会学者で発達障害の虐待毒親に最近まで振り回されていた、アラフォー主婦のユイカです。

 

わたしが子どもの頃からほぼ変わらない、地場のスーパー。イ○ンに建て替わることもなく、店舗レイアウトも商品ラインナップもほぼ昔のままでした。

 

子どもの頃はお菓子にしか興味が無かったから、スーパーに着けば一目散にお菓子コーナーへ駆け出していました。そして、欲しいものが決まったら、父や母はどこにいるかと、小さな身体で探して回った。あの頃はスーパーが広くて、売り場の棚が高くて、たまに両親を見つけられずに心細くなる事もありました。

 

大人になって訪れる30年ぶりのそのスーパーは、もちろん、子どもの頃ほど広くは感じられない。それなのに今度は、以前より身体の小さくなった実父を、ふと目を離すと見失う。しかしいくつかの棚の列をのぞいて回ればすぐに父は見つかり、その度に、父の身体の小ささと所作の鈍さを目の当たりにし、時の流れを感じます。

 

スーパーを出て、買い物カゴを乗せたカートを駐車場に押し進めば、段差にカートの車輪が引っかかって止まります。

「お前なんて俺が本気で殴ったら死ぬんだぞ!お前を殺す事なんてわけないんだ!手加減してやってるお父様に感謝しろ!」そう凄んで幼いわたしを殴っていた父は、買い物カゴすら1人で押せなくなってきている。

 

これが、老いというものなのだ。

 

実家の中に居る時以上に、父の老化を強く感じました。

 

 

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赤ちゃんって、やっぱり可愛い

父が全ての子どもを悪く言っていた話しを昨日書きました。こんばんは。社会学者で発達障害の虐待毒親に最近まで振り回されていた、アラフォー主婦のユイカです。

 

子どもの事は悪く言っても、そういえば父は、赤ちゃんの事はあまり悪く言いませんでした。

 

「可愛い」と、目を細める事が多かった。

 

そしてその次には我々姉弟に対して

「お前らも昔はあんな可愛い時代があったのに、今はこんなに小憎らしい、口答えばっかりする、出来損ないめが」と続きます。

 

察するに

kidsになった時点でもう人間になり始め、自我を持ち始めるから、父にとっては可愛くなくなり始める。争いやマウンティングの対象になり始めるのでしょう。

 

babyのうちは、問答無用にただ、可愛い。

 

父も、父ですら、赤ちゃんを可愛いと思う心くらいは持っている。これは素晴らしいことだと思いました。

 

(まぁ父は、すっっごく泣く赤ちゃんを見ると、その子の親御さんの悪口を言ったり「うるせー黙れクソガキ!」と言ってもいましたが。。。)

 

赤ちゃんって、やっぱり可愛いものなんだ。

すごいですね。

 

 

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他所の家の子どもを可愛く思えるか

わたしの子ども嫌いの原因の一つに、気づいてしまいました。

こんばんは。社会学者で発達障害の虐待毒親に最近まで振り回されていた、アラフォー主婦のユイカです。

 

私の父は、自分の子どもたちに非難暴言罵声のシャワーを日々注ぎ続けた人でした。

 

自分の家の子ども以外の子どもにはどうだったかと思いを巡らせた時、ふと気づいてしまったのですが…

やはり、あまねく、良くは言っていなかった。

 

父は基本、地球上の全生命体に対してマウントを取りたがる傾向がありましたが、今思い返しても、それを、子どもにもやっていた。

 

親があいつらだからあの家の子は

あの子どもは服装が

あいつは勉強ばっかりでひねくれた性格に育つぞ

あいつは運動しかしてない筋肉バカになるんだ

 

勉強が出来る子も

運動が出来る子も

可愛い子も

カッコいい子も

音楽が出来る子も

素直な子も

 

父にかかれば悪口の対象でした。

 

 

………しまった。。。

この目線、受け継がれていたら、どうしよう!!!

 

 

知人に、他所の家の子も自分の子どもも、地球上の全子どもを平等に愛せる人がいます。

ビッグマザーと呼ばれています。

 

人格者だ…

 

今、彼女と自分との大きなる違いに気づき、愕然としています。

 

わたし、子どもが嫌いだと思っていたけど…父譲りのマウント目線で見る癖が無意識についていたのだとしたら、猛省して変えて行かねばなりません。

 

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年始の挨拶

今日も絶賛体調不良ですが実家へ顔を出しました。こんばんは。社会学者で発達障害の虐待毒親に最近まで振り回されていた、アラフォー主婦のユイカです。

 

妹夫婦と、予定を合わせて一緒に2日に年始の挨拶をしに実家へ…という約束になっていたので。頑張って実家に行ってきました。

 

昼過ぎの訪問ではありましたが我々の顔を見ると嬉しそうな顔を見せた父。

うれしさなのか、新婚の妹の夫という、まだ慣れない他人への社交スマイルなのか。その判断が俄にはつかない程度には、比較的自然な笑顔でした。

 

しかし会話が進むと父は相変わらず人の話しは聞かない聞けない腰を折る。話しのすれ違いまくる会話ともつかない状況に妹の夫は些か居心地の悪さを感じたかもしれません。

 

まともにとりあえないんです。

ごめんなさい。

そしてそれはわたしもおなじ。

 

話しの通じない父を、やり過ごす事は覚えたけれど。話しが通じ合う様に腰を据えて努力する事を、わたしは出来ない。面倒だという思いが1番。何でわたしが合わせてやらないかんの。会話から既に介護が必要な状況かいな、という軽い怒りが2番。諦めが3番。

 

楽しくうれしく心通じ合う親子関係…

想像すると吐き気がするんです。

 

前みたいに父への殺意はないけれど

仲良くなんて本当に無理。

 

また体調不良が悪くなりました。

もう休みます。

 

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寝正月

こんばんは。社会学者で発達障害の虐待毒親に最近まで振り回されていた、アラフォー主婦のユイカです。久しぶりに書いています。

 

この「社会学者で発達障害の虐待毒親に最近まで振り回されていた、アラフォー主婦のユイカです。」という挨拶文句、変えないといけません。

 

というのも、その父がめっきり老化しまして。

 

むかしは大きくて怖くて暴力的で、同じ空間にいるだけで心も身体も休まる日がなかったのに。今は動きの鈍いただの老人です。今後の人生で、父から殴られる事も怒鳴られる事も2度とないのでしょう。それは喜ばしいとともに、納得のいかない部分もあるのです。

 

「あんなに理不尽に怒鳴りちらし、殴り散らしていたのに、過去の狼藉が老化や劣化を理由に全て亡きものにされる」

 

あの頃のわたしの痛みや苦しみは何だったのだろうかと。

 

既に私自身にも過去の事なので、もはやどうでも良い事ではあるのですが。しかし要介護まっしぐらな父を見ていると、複雑な気持ちです。真心込めて介護など、出来ない。したくない。

 

わたしが未だ、精神的にコドモなのでしょうか。

 

本日のわたしは、偏頭痛で寝正月です。

夫をほったらかして、父の悪口を綴る自分に自己嫌悪。

 

しかしそうはいっても、父がまだ意識がそこそこしっかりしているうちに、過去を見つめ直す作業が今はまだわたしに必要なのかもしれないと、思ったんです。

 

今年、決着をつけたい。

 

許すとか許さないとかじゃなくて

 

納得したいんです。

 

その為に過去を思い返して行こうと思います。

 

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山田ジャマだ

ウチの弟はコミュ障です。

 

こんばんは。社会学者で発達障害の虐待毒親に最近まで振り回されていた、アラフォー主婦のユイカです。

 

ウチの父は他人の気持ちがわからない人で、冗談のセンスもないのですが非常に口が悪く、「社会学者は社会を批判するのが仕事なんだ」と、世の中やご近所さんの悪口ばかり言っていました。そんな父と暮らしていると、ウチの弟は、喋る事や人とのコミュニケーションがド下手なまま、大人になってしまった。

 

最近、気になっている女性に、我が地元・博多のお土産を渡した弟。その女性からその日の夜

「美味しかった♡ありがとう!」とLINEをもらうとそれに

「そんなに美味しいなら全部あげなきゃ良かった(笑)」と返信したら、嫌われたそうです。

 

…深刻や。もう36歳になるのに…。。。

姉としては深刻です。

意中の女性に、何なんだそのLINEは。

 

その話しを今日父にすると

「そりゃフラれるなぁ」と言っていました。

 

え!?お父さん!

わかってるの!?

お父さん…弟のLINE、まんま、あなたが若い頃、我々によく言っていた内容ですよ…

 

例えば子どもに食べ物やお菓子を与え、子どもである我々が「美味しい!」と言うと

「そんなに美味いものは本来エライ俺が食べるべきであって、お前ら味のわからんガキどもには勿体ない。それなのにくれてやってる俺様に感謝しろ」

そんな言葉がふってくるので、私たちは素直に「美味しい」とも言いづらかった。

 

父的にはそれらの言動は冗談だったと言う。

そんな父の言葉を我々は嫌っていたはずなのに、大人になってからもその影響を引きずり、果てには弟は、意中の女性に父同然の言葉のパスを出し、撃沈…

 

なんてこった。。。

 

わたしが頭をかかえていると、母が口を開きます。

 

弟が小学生の頃、クラスメイトに山田くんと言う素直な男の子がいた。

父は冗談で「山田ジャマだ♪」と家の中で山田くんの事をバカにしていた。

弟がうっかりお外で、本人にそれを言ってしまった。

以降山田さん家との関係がギクシャクしてしまった。

父の言葉に、弟は多大な影響を受けていた。

昔から。

 

母は悲しみと怒りが20%ほど含まれた、一見普段と変わらない表情でその事を父に訴えていましたが…

 

今日も、父には、何も響いてはいませんでした。

 

 

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子どもが言う「パパきらい」には別の意味がある。

幼稚園の頃、父に「パパきらい」と言ってキレられた事があります。今にして思えば、我が父の心の幼さに愕然とします。

 

こんばんは。社会学者で発達障害の虐待毒親に最近まで振り回されていた、アラフォー主婦のユイカです。

 

わたしがその昔、父に「パパきらい」と言ったのは、ウソをつかれたからです。子どもだと思って甘く見られ、テキトーにあしらわれ、何の尊厳も認められていない事にガッカリした。それを「きらい」としか表現する術を5歳児のわたしは知らなかった。「きらい」と発言したのは、子どもなりに理由があったのです。しかし父は「パパきらい」という言葉面だけに反応し

 

「ガキのくせにお前は誰のお陰で生きてると思ってるんだ!俺をキライだと言うのなら出て行け!お前とは一生口を聞いてやらんからな!お前が悪いんだぞ!いいのか、一生俺に口を聞いてもらえなくても!いいか?この先ずっとだぞ!?大人になるまで何年かかると思ってるんだ?恐ろしいだろう?だったら俺の言う事だけを素直にハイって聞いていれば良いんだ!わかったか!キライとか言うな!口ごたえするな!」

 

そんな事をわめき散らしました。

 

当時はそれで余計に「パパひどい」と思ったものですが、しかし、わたし自身が40歳になった今、思います。

 

同世代の人間が、5歳の娘にそんなキレ方をしていたら、その人の人格を疑います。子どもだな、と、呆れます。

 

ウチの父、子どもでした。

父の方こそガキでした。

我が父ながらなんて幼稚な精神構造なのだろうと、ため息が漏れます。

 

子どもに「キライ」と言われたならば、その言葉の裏の子どもの心を汲み取れる様な人こそ、大人なのではないか。そう思うのです。

 

子どもを子どもと思って軽んじたり甘く見たりするのは失礼な事なのだと、父の事を振り返り、思うのです。

 

まぁ、そうは言ってもわたし、子ども、あんまり好きじゃないんですけどね。

 

 

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