毒親育ち35年、その後の人生。

親から過剰に束縛される事により歪んでいった、過去の己の闇を見つめ直すべく綴っています。

ミスドにエンゼルショコラ以外のドーナツが売られている事を、昔わたしは知らなかった

ウチのばぁちゃんは曖昧な事は言わず

余計な事も言わない

軽口も叩かず

しかし陽気な人でした。

 

孫たちを愛していて、ちょっとしたものを買い与えるのが好きでした。

 

そうは言っても例えば京都土産だとか「モノ」に関してはジェネレーションギャップがありすぎて、渋すぎる柄の京小物をもらっても、幼稚園児のわたしは微妙な顔をしていた様です。

 

モノに関しては孫の好みがわからない…

そこで祖母がわかりやすく孫たちの人気者になれると味をしめたのが…「お菓子」でした。

 

「いいもんやろうか」と言って手招きされ、よくお菓子をもらったものです。

 

その、孫たちの好きなお菓子の中に、「ミスタードーナツ」がありました。

 

だがしかし、祖母は極端な人で

ミスドの10個入りの箱にいつも敷き詰められていたのは全て、エンゼルショコラ。

フレンチクルーラーのチョコ生地の間にホイップクリームが入っていて、粉砂糖がかかっていて、少しチョコがけされているドーナツ。

ミスドの箱にエンゼルショコラ以外のドーナツが入っていたのを我が家では見た事がありませんでした。

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なので小学生の頃、初めてミスドの店舗に入った時、ピンク色のドーナツや白いドーナツ、ふつうのキツネ色のドーナツが売られている事に衝撃を受けたのでした。

 

ミスドのエンゼルショコラ以外の極端な例で言うと

 

祖母は家族全員分の「山かけ蕎麦」の出前を取った事があります。外で食べて美味しかったから、「じゃあみんなにも」と。

 

残念ながら届くまでの間に伸びてしまって家族には不評で、祖母は父に文句を言われていましたが…

 

祖母は自分が気に入った物を身近な人に分け与える事がとても好きだったのだと、大人になってから気づきました。

 

 

祖母→これ美味しいからみんなにも

 

父→何でもいいからくれるものは全部俺によこせ!もらってやる!全部俺のだ!子どもの物も俺のもの!だって子どもは俺の持ち物だから!

 

叔母→お兄様は面倒な人だから頑張ってスルー

 

祖父→好きなものは自分1人で楽しもう

 

 

父の家族は、そんなかんじの人々でした。

わたし達は父に手を焼いていたけれど、兄妹であった叔母の苦労はいかばかりであった事か。祖母が大らかないい人で、叔母は救われていたかもしれません。

 

 

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