毒親育ち35年、その後の人生。

親から過剰に束縛される事により歪んでいった、過去の己の闇を見つめ直すべく綴っています。

クッキングパパ≒サザエさん

 

ウチの主人はクッキングパパが大好きです。

牧歌的な世界観が好きみたいです。

誰も死なない、誰も傷つかない、最後は美味しい物を食べて幸せになる。

 

安心できる世界がいつもそこにあります。

 

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サザエさんも同じだなぁ

サザエさんクッキングパパは、どこか通じるものがあるなぁと思うのです。

 

日曜夜にサザエさんを見ると

「明日からまた1週間が始まる。明日は月曜日なんだ、うわーーーん」と思ってしまう

サザエさん症候群

というものがあるとされていますね。

 

 

しかしそれが父は気に入らなかった。

 

サザエさん症候群という言葉は、日本国民全員がサザエさんを見るべきであるという価値観の押し付けだ

 

・誰もが日曜の夜にサザエさんを見るべきだという風潮はおかしい

 

サザエさんは「日本の家族はこうあるべき」という洗脳だ。けしからん!

 

・「これが普通です」という押し付けだ

 

・とにかく俺はあんなものは大嫌いだ!

 

…という様な事を常々言っていました。

一緒に暮らしていた頃は毎週末同じ話を聞かされて疲れたものです。

 

 

しかし、それだけ毎週毎週強烈に反応するのは、サザエさんに「劣等感」や「羨ましさ」があったんだろうなぁと思うのです。

 

サザエさんの家族仲の良さ。

波平さんもフネさんも、ウチの祖父母より遥かに優しそう。

ちょっとズルをしても何だかんだで許されてしまうカツオ。

ちょっと失敗しても笑って済まされるサザエさん

 

ウチにはない温かさ。

みんな羨ましかったのでしょう。

 

そして父と近い立場であるマスオさんは、婿養子という事もあり大人しい設定ですが、きっとそれが1番父のカンに触っていたに違いありません。

 

父はとにかく「俺がエライ!エライ俺を敬え!俺のいう事をきけ!!」と、常にジャイアン

 

「カカア天下なんてみっともない」と思っていたはずです。

 

でもねー、負けるが勝ちって言葉もありますからねー。

 

常に俺がエライ!俺が1番!…とか言い続けるのも、実はどこかで不安で、消耗していたのかなぁと思うんですよ。

 

俺がエライ!俺を敬え!…そう言ってる人が「敬ってもらえている実感」がないと、振り上げた刀はプライドが高くて下ろせないものだから、さらに声高に喚き続けるわけです。「俺エライ!俺を敬え!」と。

 

 

本当はサザエさんクッキングパパみたいに、みんな許し合って仲良く過ごす方が、みんなの心が楽なんです。

 

でも、心が子どものまま大きくなってしまった困った大人は、それが出来ない。

 

1番になりたい。

エライって褒められたい。

敬われたい。

 

愛と賞賛を求めてわめき続ける大人は哀れです。

 

 

クッキングパパを愛読して涙する、大人しく心優しい主人と暮らせて、わたしは幸せです。

 

 

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