毒親育ち35年、その後の人生。

親から過剰に束縛される事により歪んでいった、過去の己の闇を見つめ直すべく綴っています。

家族写真

父の退官に伴い

妹が「家族写真を撮りたい」と言い出しました。

 

 

父は思い出に価値を感じていないので

 

「そんなものはいらん。要らん金使うな」

「何で写真館やら行かないかんとや」

「家で自分たちで撮ればいいのに馬鹿馬鹿しい」

「俺は行かんぞ。お前らで好きにしろ」

 

まるで駄々っ子です。

お金は子どもたちが出すと言っているのに。

 

 

子どもの交通費・宿泊費が大人料金になって以降、家族旅行はしていませんし

 

家族写真なんて、ウチにはないんですよね。

 

 

そうは言っても遺影もそろそろ用意したいので

それも併せて。

写真館に連れて行かなければ。

 

 

わたしは父の駄々っ子ぶりにはとても付き合いきれませんので

 

そこは妹に頑張ってもらい、ちゃんと連れてきてもらいましょう。

 

 

願いは1つ。

写真館で外ヅラよく大人しくしといてくれ。

 

「高いなー」とか、恥ずかしい事を連呼しないでくれよ。

 

技術料とか写真館の固定費や減価償却、そう言った事も何もわからなければ

 

写真の上手い下手もわからない父です。

 

 

そう言った商売と関係ない所で生きてきたので仕方がないんですがね……

 

 

自分の価値観だけが正しいと、自分の考えだけを大声で叫び続けるので、外の世界へ連れ出す時は骨が折れるのです。