毒親育ち35年、その後の人生。

親から過剰に束縛される事により歪んでいった、過去の己の闇を見つめ直すべく綴っています。

映画「パラサイト・半地下の家族」を見て

家族の事を日々回想して綴っているので、その立場から感想を書きます。

 

「パラサイト」、ネタバレ厳禁と言われているそうですね。確かに予想外の展開。映画を見ていて、これほどまでに血圧と心拍数が上がった事がかつてあっただろうか?と思うほどドキドキしました。

見ていて「もうやめてくれよ」と何度も思いました。

 

それでもわたしにとって救われたのは、主人公サイドの半地下の家族たちが、とても仲が良かった事。

 

家族団欒中に娘が父に

「他の人の話しなんてしないで!わたしの話しをして!」と言うシーンが印象に残っています。恋人に言うような事を、娘が父に言う。

 

「韓国の人は家族を大事にする」とは聞くけれど、ここまで?

 

でも、引くでもなく、変に思うでもなく、それをどこか羨ましく見ていた自分もいます。

 

「羨ましい?」

その感情に気づいた時に思いました。

 

「なんだ、わたし、父と仲良くしたかったんだ」

それを認めざるを得ないほど、あのシーンに心乱れました。

 

 

そして、終盤の怒涛にもそれを感じた。

 

家族を大切に思い

守りたいと思う。

 

我が家にはなかった感情。

多くの人が息を飲む戦慄のシーンにわたしが感じたのは

 

羨ましさだった。

 

かつて一家惨殺事件を経験した家系である我が家には、欠落している感情。

 

家族愛。

 

「パラサイト」には格差社会だとか様々なものが描かれているけれど、そこには間違いなく、

 

愛がありました。

 

 

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