ウチの父親は不安神経症も入っているなと思うのですが
例えばわたしが入院した時も
妹が入院した時も
見舞いにはくるのですが
ものの30秒で「帰る」と言い出し
5分以内には確実に帰ります。
その理由は
「泥棒が来る」
家に誰もいなくて家を留守にしていると
家が心配で心配で仕方ない。
「泥棒は、あいつらは、いつでもどこでも見張ってるんだ」
そんなバカな(笑)
確かに「スキあらば」という泥棒稼業のプロはこの世に存在するとして、現金を箪笥預金しているわけでもない我が家が、四六時中寝ても覚めても泥棒のプロから監視され続けているというのは自意識過剰。それが怖くて、家が不安で家に留守番が誰か1人でもいないと不安で不安でどこにも行けないというのは
病気だろ?
そんな「不安病」な父なので
我々子どもたちの事は常になんでも知りたがり、日記もノートもカバンや携帯の中身も知りたがり、支配・監視をしたがりました。
父は子どもに自分の目が届かないのが不安で
「お前は見張っとかんと何するかわからん」と常に言われ「俺のいう事を聞いていれば間違いないんだ」とリピートされました。
だからでしょうね。
子どもの他者との接触を嫌いました。
どこかに行くとして
誰かに会うとして
「すぐ帰って来いよ!」
「こんにちは、ほなサイナラって言って帰ってくるんだ!」
誰か、関西の芸人さんのネタ何ですかね?
「こんにちは、ほなサイナラ」
冗談の様に言っていましたが結構本気で
父の想定以上に帰ってくるのが遅いと
「どうしてすぐ帰ってこないんだ!5分で用事なんて終わるだろう!何を話す事があるんだ!」と殴られました。
他者との関わりを自らが恐れ
子どもの他者との接触も怖い
我が子が知らない世界へ行くのがこわい
我が子が失敗するのがこわい
我が子が人と関わり傷つくのがこわい
あぁ、そういえばこれもよく言われました
「お前は失敗する」
「見とけよ、必ず失敗するからな。俺が言うたとおりになる」
「将来俺のいう事を聞いておけば良かったって後悔するんだ」
「だから俺の言う事を聞け。でないと痛い目を見るぞ」
文化系の大学教授。
自分はもう失敗も何も存在しない、変わりばえのない未来が用意されている、そこそこ安定した椅子に座りながら
一流企業役員や医師など
自分より収入が高い同窓生を妬みひがみ
これから未来を如何様にも出来るはずの我が子を押さえ込もうとし、自分か想像可能な世界の枠の中に、鳥籠の鳥の様に閉じ込めようとする。
その為に我が子を殴り、洗脳する。
そんな父でした。
こんにちは、ほなサイナラ。
ちょっと面白い事を言っているつもりでも
ぜんぜん笑えませんでしたね。