毒親育ち35年、その後の人生。

親から過剰に束縛される事により歪んでいった、過去の己の闇を見つめ直すべく綴っています。

義母との顔合わせをすっぽかそうとした父

都合の良い事も悪い事も結構「素」で忘れるのが発達障害の特徴なのだと理解しています。

 

こんにちは。社会学者で発達障害の父親に最近まで振り回されていた、アラフォー主婦のユイカです。

 

発達障害かも?と思ったらチェックするリストの項目によく入っている「忘れ物が多い」。

 

これ、ウチの父の場合は、「自分に都合が悪い事」「面倒で嫌な事」は、綺麗さっぱり抜け落ちたかの様に忘れ去る事が出来るという、周りにとっては大変迷惑な症状として現れています。「忘れ物」ではなく「物忘れ」ですが。

 

(何でもかんでも忘れるわけではなく、一方で、いつまでも恨み辛みをグチグチ言って誰かを責め続けたい事項関しては、墓場まで忘れず握り締めて行きそうです。これも迷惑。)

 

今日思い出したのは、わたしが結婚する時の義母との顔合わせの件。

(義父はその頃既に他界していました。)

お義母様がわたしの実家に来てくださる日を、父はすっかり忘れて別の用事を入れてしまっていました。職場のパーティだったと記憶しています。そして「パーティの会費が勿体ないから」と、お義母様との先約の方をキャンセルしようとしたのです。

 

自分より年上の女性(しかもご老人の域)が、宮崎〜福岡というアクセスの悪さをおして、わざわざ結婚のご挨拶に来てくださるというのに!一度はその日時で約束をしておきながら!!

 

一度「お越しください」と言われたので旅行の手配をしたのに「やっぱり用事があるから来るな」と言い、リスケなどの代替案は出さずに「もう会わなくても良いじゃないか?」と。

父の発言は我が親ながらさすがに恥ずかしかった。

嫁としてわたしがどれほど肩身の狭い思いをするか。お義母様が傷つくか。その辺りに考えが至らないのですね。発達障害の人は、空気がわからず他者への思いやりに欠け、人がどう思うか?への想像力に欠けている人が多いそうです。父はその辺りの能力が絶望的にかけています。

お義母様に会いたくなくて会うのが面倒で、会わなくて済むよう画策してわざと別の用事を入れたわけでは決してなく、本当に忘れていて、そして自分が覚えている用事の方が何よりも最優先で、人の気持ちや人の予定は父自身の予定を変更する材料にはならないのです。

 

結局この件に関しては、夫がリスケに動きまして、父の空き時間に「15分でも良いので」と頼んでくれ、調整がつきました。

 

感情的にならずに状況・事象だけを判断材料に解決策を出してくれた夫に感謝しています。

 

この技をわたしも持っていたならば、実家にいた頃に殴り合い罵り合う親子関係には陥らずに済んだのかもしれません。

 

発達障害の人相手には、先方のおかしな所に「何で!!」と食い下がるとこちらが損をするのです。上手くかわす、相手にしない、切り抜ける、調整する。これが出来ないと一つ屋根の下に暮らし続けるのはツライですね。

逆にいうと、誰か1人でもそんな、ドラえもん出来杉くん的キャラが家族にいて調整役をかって出てくれれば、発達障害の人も少し生きやすくなるのかもしれません。

 

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