過去を振り返ってはイライラを募らせて来ました。
こんにちは。社会学者で発達障害の虐待毒親に最近まで振り回されていた、アラフォー主婦のユイカです。
わたしにとって「思い出す」という事は、父をはじめとした家族から受けた仕打ちを思い返して、「なんでひどい!」「許さない」「仕返ししてやる」「見返してやる」「いつか謝らせる」「死んで謝れ」「詫びろ」「貴様、己の過ちをなぜ認めない」「いつか殺してやる」こんな呪いの様な言葉に埋もれる作業でした。
根に持ち、恨んでいた。
本当は、愛して欲しかった。
こちらの期待する方法で、大切にされたかった。1人の人間として、信じて欲しかった。
その気持ちの分だけ恨みに転じていたのなら、ある意味わたしは彼らを愛し、大切に思い、期待していたわけで、それは父も同じだったのかもしれません。
一方で「思い出す」と似て非なる言葉に「偲ぶ」という言葉があります。
「偲ぶ」となると、思い出の悪い面や憎らしい面よりも、美しい面を慈しむイメージです。
祖父や祖母が死んでからは、祖父母について嫌な面を思い出す事は減りました。寧ろ懺悔の様な、悔恨の念ばかりが浮かんできます。
いつか父が死んだら、偲ぶことが出来る様になるのでしょうか。