ウチの父は吝嗇家でした。とてもケチだった。
こんばんは。社会学者で発達障害の虐待毒親に最近まで振り回されていた、アラフォー主婦のユイカです。
自粛中はネットでウインドウショッピングをする時間が多かった。自由な時代になったものです。以前は、お店に行かなかければ、何が売られているのか何が流行っているのか、さっぱりわからなかった。今は必要な物も流行っている物も、検索すればGoogleやSNSが教えてくれます。
わたしが子どもの頃は、何かを手に入れる為には3つのハードルがありました。①まず親を説得してお店に連れ出し、②そこで欲しい物・必要な物を探し出してプレゼンし、③親にお財布を開いてもらう必要があった。
基本的には子どもに払うお金を1円でも抑えたい父がその1〜3段階のどこかで子どもによく語っていたのが「昔の人はどうしていたと思うんだ?」論法です。
「そんな物、縄文時代にあったと思うか?」「昔はそんな物なくてもちゃんと大人になれたんだ」「そんな物なくても生きていけるのにどうしてそれが今必要なんだ?俺を説得してみろ」「お前それがないと死ぬのか?」「お前は縄文時代に生まれていたら死んでるな!」「死ねブス!」
すげぇ。めちゃくちゃだな、父。
お小遣い制ならまだよかったのですが、うちは「都度お願い制」だったので、何かを買ってもらおうとする度に苦労しました。服や靴やバッグを買ってもらうのに苦労したのは言うまでもないのですが、1番嫌だったのは、生理用品を買うお金をもらう時でした。
「昔な人はどうしよったと思うか?」「金使わんで我慢出来んのか不潔女!」「きったない血を垂れ流すな汚らわしい」「コルク栓詰めとけ!」
そんな暴言を吐きながら小銭や千円札を投げてよこしたものです。
すげぇ下品だな、我が父。
今「パパ、あの頃のあの発言は人として最低すぎた」とでも伝えたとしたら父は「冗談もわからんのかブス」「いつまでも根に持って覚えていたのか。俺を恨んでいるのか?誰に育ててもらったと思ってるんだ!」とでも言うのでしょう。お互いに不快になるので、そんな事今更言いませんがね。
毒舌が自分の持ち味で、自分を知性に富んだ面白い人間だと勘違いしていた父。哀れだなぁ。こうして振り返ってみると、ある意味面白いけど。
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