毒親育ち35年、その後の人生。

親から過剰に束縛される事により歪んでいった、過去の己の闇を見つめ直すべく綴っています。

日々心を蝕むのは

祖父母の部屋はTVがずっとついていました。

 

2人はひねもすTVのある居間にいたけれど

そこに会話はありませんでした。

 

祖父母の部屋からは、TVの音声しか聞こえて来なかった。

 

2人でいるのに、隣にいるのに、無言。

 

ZARDの「マイフレンド」って曲の中に

「1人でいる時の寂しさより 2人でいる時の孤独の方が哀しい」って歌詞がありましたけれど。

 

恋人ならそれで別れる事も出来るけど

夫婦ってそうはいかないから。

 

別れる事も出来ず、嫌々一緒にいる夫婦が50年以上もその状態。

 

時が経つにつれて諦めを覚えても、それは癒しではない。

 

心が痛みをもう感じないくらい麻痺していたとしても。本当は、心はずっと痛かったはず。

 

つらいかったね。

じーちゃんも、ばーちゃんも。

 

殴る蹴るよりも、そんな無言の時間の方が蓄積ダメージあったのかなって、今なら思います。