閑話休題。
ウチのばあちゃんは本当に良い人でした。
ばあちゃんの事を思い出すと
ばあちゃんが良い人過ぎて
出来の悪い孫としては胸が苦しくなります。
「ばあちゃんが誇れる様な孫じゃなくてごめん」と。でも、ばあちゃんは、わたしがこの世に生きてる、ただそれだけで嬉しかったことも知ってる。だからこそ「ばあちゃんに申し訳ない」といつも思っていました。親でも祖父にでもなく、祖母に。
さて。
夫婦仲の悪い祖父母は朝起きてから寝るまで夫婦二人で特に会話もなくテレビのある居間で過ごしていたわけですが、常にテレビかラジオ、どちらかが付いていました。
おかしなもので
祖母1人の時に昼寝をしていて
テレビやラジオが付けっ放しになっていた時
誰かがそれを消すと
「消さんといて!聞きよると!」
と言って起きたんですよねw
で、付けるとまた寝て
消したら起きる。
面白くて可愛らしかったです。
それを父が笑い者にして喜んでいましたが
それに対して祖母は嫌な顔をするでも
いじられて喜ぶわけでもなく
受け流していましたけど。
あ。
「聞きよるよとたい」とは、言っていました。