毒親育ち35年、その後の人生。

親から過剰に束縛される事により歪んでいった、過去の己の闇を見つめ直すべく綴っています。

バスに乗ると

1人でバスに乗ると

 

1番辛かった時期を思い出す事があります。

 

 

大学へバスで通っていた頃。

 

わたしは父が教授として勤めている大学に入りました。

 

大学といえば

サークル

バイト

飲み会

コンパ

夜遊び

バーベキュー

 

…そんなものを高校の頃は夢見ていましたが全て禁じられ

 

父に軟禁されていました。

 

 

時間割を提出させられ

 

授業の後にすぐに帰宅しないと殴られ

 

授業と授業の間の空き時間に図書館で勉強していないと、どこにいたのか詰め寄られる。抜き打ちで見回りに来たんです。

 

授業の後、バスが本当にいっぱいで乗れなくて

帰るのが遅くなった時も

 

男といたんだろう!バカとか付き合うな!

 

そう言って殴られる。

 

 

でもバスに乗れてた時はまだマシだったか。

 

父は大学と家の往復しかしない人でした。

父はマイカー通勤でした。

 

その車に乗って、家と大学の間の30分、密室で罵声を浴び続けたのが辛かった。

 

バイト禁止されてるからお金なくて、バス代を浮かせて貯めるために父の車に乗ってたんだっけなぁ。

 

逃げりゃいいと思うでしょう?

 

でも父がクビになると他の家族が困りますからね。

 

社会学者が、自分の娘に「親から虐待を受けている」と児童相談所や施設、警察に駆け込まれたら…

 

やっぱりまずいですよね。

 

そう思って耐えていました。

 

結果、摂食障害が酷くなって死にかけましたけど。

 

 

本来楽しく過ごす権利を持っていた青春時代全てを親に潰されましたが、死ななかっただけマシ。

 

「生きてるだけで丸儲け」と考えないと、やってられません。