毒親育ち35年、その後の人生。

親から過剰に束縛される事により歪んでいった、過去の己の闇を見つめ直すべく綴っています。

今日からただの人

思い空気の中、新年度スタートですね。

 

こんばんは。社会学者で発達障害の父親に最近まで振り回されていた、アラフォー主婦のユイカです。

 

昨年度で父は大学教授を卒業しました。

3月31日であった昨日は退官式というものがあったそうです。

先日から「金一封がもらえるんだ」と嬉しそうにしていました。布マスク各家庭2枚支給より、うれしいですね(笑)昨日は会っていないのでいくら頂けたのか存じませんが。

 

よく出来たもので、退官により新年度から教壇に立つことはないものの、父の肩書は「名誉教授」にランクラップ。これも嬉しいんでしょう、きっと。

 

父は肩書きが好きなだけで、人に教える事や教壇に立つ事が好きなわけではなかったから。

 

肩書きは、わかりやすく父を守ってくれました。自己中な性格も精神的な幼さも発達障害も、付き合いの浅い人には全くわからない。

 

「大学教授!すごいですね!エライ人なんだ!」みたいに持ち上げられるのが大好きでした。チョロい人です。

 

若い時にものすごいペースで論文を書き上げ早くに教授になって以降は、最低限の本数しか論文も書かず、大学の授業以外に仕事を持たず、趣味も持たず、退屈な日常を過ごしていました。

 

大学という、人の多く集まる所に籍を置きながら、他者との関わりを最小限に抑えていた。

そして、家でよく、学生や同僚を小馬鹿にした悪口を言っていました。

 

自己肯定感の低い人間は、他者を貶め低く評価する事により、自分の方を上に見せたがる物です。つまりは父は、自分に自信がなく、自分が他者より劣っている面を誰かに見抜かれるのが怖かったのでは?人との関わりが少なかった理由を、今ではそう思っています。

 

今日から名誉教授という肩書きを得て父は

授業の準備や試験の採点からも開放され、思う存分家の中で引き籠るのでしょう。

人からバカと思われるのが耐えられない人なので、今後何か、未経験の新しい世界に飛び込む事もないのでしょう。

 

何か幸せを見つけられるといいけれど。

 

引きこもりって、すぐに飽きるから。

 

 

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