「魔の14歳」という言葉があります。
社会学用語なのか精神医学用語なのかはわかりませんが、ググればいろいろ出てきます。
酒鬼薔薇事件だとかバスジャック事件なんかの、14歳が起こした事件と絡めて解説しているページもあるでしょう。便利な時代になりました。
この「魔の14歳」という言葉、以前からあったらしいですね。
わたしが14歳の時に、社会学者の父がしきりに言っていました。
google先生によれば「子どもと大人の端境期で、精神的に不安である時期」という事なんでしょうけれど。
しかしながらウチの父は、その知識を己の子育てに活用する事は出来なかった。
「14歳は反抗期だけど、オレに逆らったら殴る」
「オレは社会学者だから知っている。俺はお前に刃向かう。14歳だから。しかしオレはそれを許さない」
そういう理屈で、さらに高圧的に警戒・威嚇されました。
そしてまた「魔の14歳」というワードを得意げに連呼する父は、「魔の14歳という言葉と、その時期に子どもが歯向いやすい事を知っている俺、エライ!」…と、己の地位や能力を自慢している様にも見えました。
(教授や言うてもアンタ、地方の3流大やけどな)
社会学者ならば魔の14歳と呼ばれる時期の子どもの不安定さを、プロとして考察すれば
然るべき接し方がわかるはずだろ???
と、今になってみれば思うのですが…
社会学者という肩書がありつつも本人は、発達障害で人の気持ちがわからない人ですから。
残念ながら。
当時は自分の親が発達障害だなんて考えた事もなかったので
「お父さんに話しが通じない!なんで!どうしてわかってくれないの!?話しを聞いてくれないの!?」と、わたしも思っていたのですが…
先天的に意思疎通が無理な
話しがそもそも通じない人だったなんて…
14歳の時のわたしに言いたい。
おつかれ。がんばれ。