毒親育ち35年、その後の人生。

親から過剰に束縛される事により歪んでいった、過去の己の闇を見つめ直すべく綴っています。

逃亡?絶縁?毒親との物理的距離と精神的距離。

毒親との絶縁の是非を考えています。

 

こんばんは。社会学者で発達障害の父親に最近まで振り回されていた、アラフォー主婦のユイカです。

 

AERA鴻上尚史さんの人生相談コーナーがあります。鴻上さんは「毒親とは絶縁しろ」というスタンスです。手紙もメールもLINEもシャットダウン。人生から毒親との接点を徹底的に排除すべし、とおっしゃっています。

 

ウチは毒親です。わたしも家出をした事があります。でも戻ったのは、まだ学生だった妹や弟が、わたしが家出した事により、余計にストレスを強いられているのがいたたまれなくなった事。離れていても「親がいつかわたしを殺しに来るかもしれない恐怖」から逃れられなかった事。摂食障害精神障害が家出をしても収まらなかった事。なんだかんだで両親が可哀想に思えてやるせなかった事…などが理由でしょうか。家出という形で飛び出して1人で生きていく事は、わたし自身にとっても家にとっても解決には繋がらないと感じ、共依存と承知しながら実家に帰りました。

 

毒親とは離れる」

それは、自分の人生を守る為に大切なことです。しかし、毒親が死んだ時。あるいは自分が死ぬ時。後悔が微塵も残らないでしょうか?

物理的な距離と精神的な距離は、果たして毒親にとってもイコールになっているのでしょうか?

物理的に離れただけで関わりを断てるような毒親ならば苦労はないのですが、そうではない、想像を絶するような執着を子に持っている毒親は、けりをつけねばどこまでも追ってきます。

愛情の反対は無関心、とはよく言われる事。毒親にも色んなタイプがいますが、愛情過多につき、構いすぎが暴言や暴力になってしまっている粘着質なタイプは、親の納得ナシに子が離れると強烈な念を飛ばしてきます。親が先に死んだら死んだで、きっと取り憑いてくるでしょう。輪廻転生があるのなら、来世まで追いかけてきて「前世ではよくも私を捨てたな」と、昔の寂しさを埋めに、よりパワーアップして圧をかけに来るかもしれません。

 

少々スピリチュアルな話しになりました。

しかし、我が家は元々寺でしたので、何となく「家系」や「霊」や「輪廻転生」を無視できないのです。

 

今世の課題は今世のうちに解決しておきたいとわたしは思っています。ウチの場合はそれは、絶縁だけでは成せないと判断し、今に至っています。でもちろん自分の人生も、きちんと満喫していきたいですけれど。

 

長女としての子の務めは、最低限果たします。最低限ですがね。

それがお互いの、今世での幸福につながりそうなので。

 

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