毒親が生まれる原因の1つに、己のコンプレックスの解消を子に委ねる、というパターンもある気がしています。
こんにちは。社会学者で発達障害の父親に最近まで振り回されていた、アラフォー主婦のユイカです。
高学歴。高収入。社会的地位。東京の上流階級の方々など、生まれながらに全てを手にしている人々もいらっしゃいますが、ウチの父は、わかりやすくそれらに憧れていたのだと思います。
わたしが大学受験で早稲田や慶應に落ちた時父は開口一番「これでお前はもう、東大の男と結婚できないんだ」と吐き捨てましたから。
わたしが外出しようとすると、相手の学歴と居住地をまず尋ねる人でしたし、父にとってはとにかく学歴が全てなのです。
学生時代には子どもたちの行動や交友を制限し
勉強をしろ勉強しろと言うくせに、なぜか
「お前は失敗する」「早稲田や慶應に受かるはずがない」「医学部なんて無理だ」と精神的に子どもの足を引っ張り、いざ子どもが受験に失敗すると「俺の言った通りになった」「俺の言う事を聞かないからだ」と罵倒する。
本当に、何がしたいのかわからない。
天邪鬼の様な人でした。
己の学歴コンプレックスを子どもを使って解消したい気持ちと、子どもに学歴で追い抜かれたくない気持ちが拮抗していたのかもしれません。一応学者ですから。学術的に自分が上でありたいと思っていたし、それを隠さない人でした。それにしたって笑ってしまうくらい、器の小さい人間です。
しかし、そんな未熟者でも親であり、庇護されていましたから。親が変だと気づいてはいたけれど、従わざるを得なかった。
そして子どもは3人とも今では無事に社会人となりましたが、結果的には…全員コミュ障。全員、配偶者は東大卒ではありません。
我々兄弟的には、誰も鬱病等で自殺する事なく五体満足で社会に出られただけで良しとしていますが、全員、他者とのコミュニケーションに免疫のない、自己肯定感の低い陰キャであり、それぞれの会社などでは変わり者として扱われています。
父の子育ては完全に失敗でした。
「後悔してるだろう?俺の言った通りにしないからだ」と本人は言い続けていますが、我々兄弟的には苦しみの本質は学歴ではない。
親子間においては今現在も全ての認識が噛み合わないままですが、仕方がありません。
親は親。子どもは子ども。
それぞれの人生があります。
我々子どもが今を生きる為に
親の過去の理不尽を遡って理解しようとしているのです。
「仕方なかったんだ」と、諦める為に。
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