毒親育ち35年、その後の人生。

親から過剰に束縛される事により歪んでいった、過去の己の闇を見つめ直すべく綴っています。

退屈も度を越すと恨みになる

ギックリ腰になりまして、整体に行ってきました。

こんばんは。社会学者で発達障害の父親に最近まで振り回されていたアラフォー主婦のユイカです。

 

わたしが通っている整体(カイロプラクティック)のセラピストさんは、物理的な施術にとどまらず、患者の精神面も見る方です。筋反射から潜在意識に隠れた感情を探り、体調不良の原因を炙り出して教えてくれます。

 

今回のギックリ腰の原因は、物理的には第3・第4腰椎のズレや周辺筋肉の硬直、骨盤の開き、頸椎のズレ等。しかしそれを引き起こしていた精神的な原因は、コロナ疲れでした。在宅続きで、主人への不満が相当たまっている様です。

 

夫は予防に余念がない。それはそれは神経質になっています。

だから、家から一歩でも出たら危ないと怒られる。友達に会いたいと言ったら怒られる。たまにはこんな中でも開けてくれている飲食店に行きたいと言ったら怒られる。テイクアウトも危ないという。髪が伸びているけど美容室にも行かせてもらえない。緊急事態宣言で自粛中とはいえ、実家にいた頃父親に常に監視・軟禁されていた頃と似たような環境です。

 

ウチの父は出不精で、多くの時間を家で過ごしていました。そしてとても退屈な人でした。会話にエンターテイメント性もないしサービス精神もない人です。しかし楽しさは持ち合わせていない一方で、常に何もかもに批判的。子どもを家の中に閉じ込め監視し、その檻の中で饒舌に私を罵倒し蔑み、怒り、怒鳴り、殴る。常に「勉強しろ」としか言いませんでしたし、同じ屋根の下に暮らしていても、本当に何も楽しくなかった。もちろん安心感や癒しもなかった。あの頃あったのは恐怖と怒りと恐れと諦めと悲しみと絶望と殺意と…

とにかく実家に楽しい思い出はなかった。

 

お陰様で結婚して実家を出て、怒鳴られることも殴られる事もなくなりました。

夫はとても優しい人です。「この人はわたしに危害を加えない」という安心感がある。

 

思えばそれだけで、十分幸せなのです。

 

しかしこの緊急事態宣言下で、「不要不急の外出をしてはならない」と夫に監視されている状況が、父親に監視されていた実家暮らしの頃の記憶を甦らせるのです。

自粛が続いて、ずっと朝から晩まで夫と2人で一緒にいると、だんだんエネルギーが停滞してきているのを感じます。外で誰かと交流することもないので「今日こんなことがあったの!」というような、新しい情報・活動報告もなく、新鮮味の欠ける毎日。海や山にレジャーに出ることも、食品以外の買い物に行くことも、映画館やライブハウスに行くこともできない。このブログを喫茶店で書くことも出来ない。

プライベートで今まで2人で外で楽しんでいた時間も、1人で楽しんでいた時間も、その両方がなく、仕事も激減している。エネルギー的には持て余しているはずなのに、部屋の中で縮こまっているとこんなにも精神的に積んでいき、果ては身体まで蝕んで行くものなのか。

もう、本当に退屈なのです。

2人でいなければならないのに、夫は私を気遣ってはくれるけど楽しませてはくれない。こんなにずっと一緒にいても、ずっと一緒にいるからこそ、退屈。しかも監視してくるし、こんなのパパと一緒!!

そう思った瞬間、感情が「恨み」に転換されてしまっていたのでしょうか。

 

今日、施術中に整体院で言われた言葉を書き留めておきましょう。

「この裏にある感情は…『恨み』って出ますね。お相手はご主人。ご主人への恨みなんですけど、さらにその奥は…『退屈』…!???退屈も、度が過ぎると恨みになるものなんですか!?」

 

そうみたいです(笑)

 

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