毒親育ち35年、その後の人生。

親から過剰に束縛される事により歪んでいった、過去の己の闇を見つめ直すべく綴っています。

ブライダル業界の今後

わたしは、結婚式の司会の仕事をしてきました。

 

こんばんは。社会学者で発達障害の父親に最近まで振り回されていた、アラフォー主婦のユイカです。

 

自分の親が毒親で、モラハラやDVにも傷ついてきた。だから、普通の家庭の温かさや祝福に触れたかった。一般的に幸せと言われる空間に身を置き、それを全身に浴びる事で、自分が経験できなかった事を埋めようとしていたのです。

 

ところがコロナで緊急事態宣言以降、結婚式は出来なくなりました。今、各ホテルや式場は、夏からか秋からか…と、再開時期を模索しているところです。

 

そんな中で「コロナ以降」のガイドラインが出来つつあります。

 

・挙式においてはチャペルや神前での参列者同士の間隔確保

・集合写真撮影の時と食事の時以外は全員マスク着用

・密なポーズで写真を撮らない

 

他にもたくさん、今まで当たり前に出来ていた事が、難しくなりそうです。

 

あぁ。こんなにも、いろんな事を「恐れながら」じゃないと、式を挙げられなくなってしまったなんて。

 

列席者だって、ソーシャルディスタンスを保ちまくって結婚式や披露宴に参加しても、今までと同じ熱量では感動も祝福も決意も共有出来ないよね…

 

結婚式とは、人生の節目です。だからこそこれまで、親子間・家族間の問題が露呈する瞬間に立ち会った事もあります。

 

でもねぇ。ソーシャルディスタンスが義務付けられた中で…今まで秘められてきた問題や感情が浮き彫りになる!なんて瞬間は、訪れにくい様な気がするのです。なんか、気持ちが、熱くならない。熱くなれないよね。

 

結婚式というイベントを機に、これまで内包していた何らかの問題が解決に向かうかもしれない家庭は、実は結構あると思うんです。親子なんて大なり小なり問題やわだかまりを何かしら抱えているものでしょう?その解決のチャンスを逃す。これは、とても残念な事に思われて仕方がないのです。

 

だからといって、わたしに何が出来るわけでもありませんが。わたしに出来る事はただ、祈るだけです。

 

ソーシャルディスタンスを保ちながらの結婚式でも、その中で、その環境なりの愛や喜び、祝福が生まれる事を。

 

 

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