ウチの父が吝嗇家だという話しばかりをしている気がしますが、そういえば、お風呂に関しての父のケチさ加減は、なかなかしんどいものがありました。
こんばんは。社会学者で発達障害の虐待毒親に最近まで振り回されていた、アラフォー主婦のユイカです。
父はお風呂に関しても、とても口煩かった。
「キレイな俺が1番風呂に入るんだ。」
「いいか。汚らしいお前が俺より先に真新しい風呂に入るなんて、許されると思うなよ。」
そんな事を言われるくらい、1番風呂が貴重で、お風呂のお湯を毎日は替えない家でした。最低3日ぐらいは同じお湯。長い時には1週間くらい同じお湯だった。
ウチの父はデブなので、バスタブに入るとお湯が半分は溢れるんですね。そして減ったぶんはお湯を足すので、父の基準ではキレイなお湯なのです。
「俺が半分お湯を入れ換えて新しくしてやったぞ。キレイにしたんだ。だから勝手に栓を抜く事はならん。水が勿体ないんだ」
他の家族にとっては迷惑千万な、父の自分勝手な理屈です。鍋奉行ならぬ、風呂奉行。1番風呂が100%清潔だとしたら、父が自分の都合に合わせて巨体で水を入れ換えつつ、全体の清潔感が50%くらいに下がってきたらようやく、栓を抜いて新しいお湯と完全に入れ替える事が許される…というかんじでした。
1番風呂問題以外にも、お風呂は常にケンカの原因として家庭内にありました。
もしも父が入浴したい時に他の誰かが入っていたら「エライ俺が入るんだ!お前は今すぐ上がれ!それは俺の風呂だ!」と怒鳴る。
ともすると、お風呂の手前の脱衣所に全裸かパンイチの状態で待機して叫び続けていました。
また、父の想定以上にお風呂のお湯が汚れていた時は…わたしが詰問されました。
お前は身体を洗ってから入浴していないのではないか?不潔め!身体にボディクリームなど、お湯が濁る原因になる物を使っているに違いない!そんな物は身体に悪い!何の為にそんな事をするんだ!(←使っていなくても使っていると決めつけられて話が進みます。弁明の余地ナシ)シャンプー・リンス・トリートメントをきちんと洗い流せていないに決まっている。だらしない。髪を切れ。坊主にしろ!シャンプー代が勿体ない。長湯しすぎてバスタブの中に汗が落ちているんだ。不潔だ。俺の汗はキレイだがお前の汗は不潔で汚い。風呂に汗を落とすな!
お前が上がった後の風呂が1番汚い!
俺が入った後のお湯はキレイなのにお前は汚ない!(←そんなわけない。父はデブだから勝手にバスタブの水が入れ替わるんだもの)
俺の風呂を汚すな!水代もガス代もお前が払え!出て行け!風呂に入るな!
こんなかんじで毎日何かしら言いがかりをつけられて怒鳴られていました。
めちゃくちゃだったなー。父。
お風呂に対する価値観が違う人と暮らすのは、キツいですね。お風呂って本来、心身を清めたり休めたりする場所のはずなのに、実家の風呂は心身が病みかねない風呂でした。いや、病んでました。実家を出られて本当に良かった。今は、自由にお風呂に入れて幸せです。