毒親育ち35年、その後の人生。

親から過剰に束縛される事により歪んでいった、過去の己の闇を見つめ直すべく綴っています。

友達って何だっけ

今日、妹と会い、そして、人間関係について話しをしてきました。

 

こんばんは。社会学者で発達障害の虐待毒親に最近まで振り回されていた、アラフォー主婦のユイカです。

 

わたしは、友達が少ない。

妹も弟も、友達が少ない。

ていうか、いないに等しい?

 

なので、自粛は明けたけれど自主的にみんなが自粛している様な今の様な微妙な時期に、わざわざ会って再会を喜び合うような友達がいません。

 

そんな同族の妹から「友達って何?」と聞かれたので「こんな時期にでもわざわざ会ってくれたり、お互いに遊びたいと思う人?」と答えておきました。

 

わたしに友達が少ない理由はシンプルです。家事と趣味と仕事で満足している。交友関係は趣味と仕事で繋がっている人々のみ。高1〜25歳までは摂食障害で死にかけていたので、学生時代の友達なんていませんし。今わたしはそれで不自由していません。

 

一方、妹に友達がいない理由を聞いてみたら、親子関係の話しになりました。

 

ずっとずっと書き綴って来ましたが、ウチの父は発達障害で人の気持ちがわからないので、自分の思いつきで子どもを罵倒し、まずい!頭に血が上った!と思ったらその瞬間、殴りつけてくる様な人でした。

 

そんな親に育てられたので、ウチの妹は「人に弱味を見せるのが怖い」のだそうです。

 

何か失敗すると父から「お前はダメだ。また失敗した。俺の言う事を聞かないからだ。また失敗する。お前は馬鹿でダメなヤツだ。どうしようもない」と毎日毎日言われて来ましたので、自分に自信がないんですね。

 

人前で失敗したくない。

人に弱味を見せたくない。

ダメな自分は愛されない。

人から優秀だと思われたい。

人から嫌われるのが怖い。

ていうか、人とあんまり関わりたくない。

 

かつてわたしもそうだったわけですが、そういう考え方で生きていると、どんなに努力していても周囲の人からは

 

何考えてるかわからない。

心が見えないです。

人との間にガードがありますよね。

 

そんな事を言われてしまう。そしてますます人間関係を難しく考えて、悩んでしまうのです。

最近の言葉で言うと「拗らせ」なんかも近い心境かもしれません。

 

子どもを厳しくしつける事の1番の弊害は、ここだと思うのです。

否定し続け、叱り続け、罵倒し続け、時には殴ってと、厳しく躾けられた人間は、自分に自信が持てない。

ありのままの自分でいたら怒られる。

「親に怒られない自分になりたい」と、本当の自分でなく親に気に入られそうな自分を夢見て演じ始め、そしてそのまま成長して行ったら、いざ大人になった時、自分の足で自分の正解を求めようとした時に、迷子になるのは当然でしょう。

「自分で自分がわからない」

わたし、親の目が気にならなかったら、どうやって生きたかった?

大人になって自分探しを始めても、親に気に入られる事や親を見返す事が人生の目的になってしまっていた子どもは、自分の為に自分の人生を見つめる事に慣れていないから混乱するのです。

 

親から子への異常な支配欲や過度な躾け、監視・軟禁に、良い事なんて何一つない。

 

毒親の目からはわからないかもしれないけれど、五体満足でも心が不健康なら、その子は果たして幸せなのか?自分に自信が持てない人生はハッピーなんでしょうか?

 

社会に出て、頑張って働いて、働いて。

毎日毎日頑張っているのに。

でも、友達も恋人もどうやって作っていいかわからない。1人で寂しい。自分に自信も持てない。これからどうして良いかわからない。

 

意外と多いと思うんです。

毒親育ちのこういう人。

特に、高学歴でそこそこ優秀だった人に。

 

 

ところでそんなウチの妹は最近、

「子どもを産んでみたい」と言っています。

 

自分が失敗して親から笑われたり馬鹿にされたり罵られたりして来たので、自分が親になれたなら「子どもの失敗を丸ごと受け入れてあげる」という事をやってみたいのだそうです。自分1人でいても寂しいから、子どもの成長を見て生き甲斐を感じてみたいと言っていました。

かつて自分が得られなかったものを、我が子に与えたい。その結果、本人の傷が癒えるかもしれません。

 

妹の婚活が上手く行く事を願っています。

 

 

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