「ポン引き」って昭和チックな言葉に再会して、それで、昔の事を思い出したんです。
こんにちは。社会学者で発達障害の虐待毒親に最近まで振り回されていた、アラフォー主婦のユイカです。
ポン引きって言うよりわたしが学生時代に遭遇した彼らは当時キャッチって言われる人々だったかな?わたしが高校・大学の頃はまだ「パパ活」なんて言葉はなくて、お金が欲しい女の子は夜のお店に入っていましたから、キャッチのお兄さんも街に大勢いた。
当時はブランドバックを持っていないと恥ずかしくて大学も歩けない…みたいな時代で。ヴィトンのヴェルニシリーズが出たばかりで、浜崎あゆみがピンクのヴェルニを持っていて、若い子たちはそれに憧れてこぞって購入していました。その為のお金を夜のお店で稼いでいる子は珍しくなかった。
ブランドバックに憧れる人が今よりも多かったのは、「みんなが持っていたから」。今の様にシェアリングサービスもなかったですし。
みんなが高級品を持っている。
わたしも背伸びをしてそれを手に入れる。
すると自分も「平均値」か「それ以上」の仲間入りを果たせた様な気がして、自己肯定感が上がりました。
そう。ポン引きやキャッチの話しにも通じるのですが、自己肯定感。
わたしなんて…美人でもないし…オシャレでもないし…友達もいないし…
そんか根暗な女が、街でキャッチのお兄さんに
「君、磨けば絶対光るよ。ナンバーワンになれる。絶対売れる。俺が保証する」
そんな事を言われると、ときめいてしまいますよ。
実際に夜のお店に入店はしなかったとしても、「キャッチの人にすごく褒めてもらった。可能性を見出してもらった。わたし、価値のある女なのかもしれない」そんな事を思って、嬉しくなる。自己肯定感が上がる。
ナンパも同じですね。「ナンパされちゃった。わたしって可愛いのかな。磨けば光るのかな」ナンパに喜んでる女も、大抵自己肯定感が低い。
自己肯定感が高い人々は、キャッチやナンパなんかには靡きません。軽口や嘘を見抜くし、自分を安売りもしない。
多くの毒親は、子ども可愛さのあまり我が子に過干渉になって叱り飛ばして管理して…でもその結果、本人の自己肯定感が超絶マイナスになって、大人になった頃には、打算的な人々の良いカモになってナンパやキャッチに引っかかって傷ついたり、あるいは毒親と似た匂いのモラハラの手に落ちたり…
ほんと、毒親育ちは、ロクな事がありません。
毒親からの言葉の暴力に苦しんだ人々は、甘い言葉に弱いんです。親から優しくされた事がないから、優しくしてくれる人を救いに感じてしまう。騙されていても、裏があったとしても、一時的刹那的でも美しい言葉が欲しい。例え嘘でも。だって、これまでの人生で、どんなに求め続けても手に入らなくて、ずっと、欲しかった物だから。
わたしもかつて、言葉巧みな男によく引っかかっていました。だからダメンズウォーカーな女の子たちの気持ちがよくわかります。
ダメンズウォーカー女子のうち、毒親育ちの子の割合って結構高いんじゃないかな。
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