昔は携帯に実家からの着信があると震えたものです。
父は電話の向こうから映画「シャイニング」のジャック・ニコルソンの様な声色と圧で凄んできて、脅されたり叱られたり説教されたり。
わたしが仕事中でも容赦なく鬼電です。
ある時、着信があって、でも仕事中で、仕事が手につかなくなるのが嫌で、電話を放置していましたらショートメールが。
ドンペリどうしたの?飲んでいい?
娘が仕事先で頂いたドンペリを
勝手にわたしの部屋で見つけて
テンションが上がり
電話をしても出ないので待ちきれずメールして
わたしの返信を待たずに
勝手に冷蔵庫に入れていたそうです。
お前のものは俺のもの
リアルにジャイアンです(笑)
基本的に父がわたしに電話をかけてくる時は
父的に何か許せない事があって
今すぐ叱り飛ばしたい時に怒りの感情に任せてかけて来ていたので
電話を取り落としそうになるくらい怖かった。
電話の着信だけで「またパパに怒られる!」と、心臓が割れそうだったのですが
たまにこういう、「ドキドキして損した」「こんなアホみたいな話しかよ」と、ガッカリする様な連絡も有りました。
超絶子どもなんです。
こちらとしては5歳児くらいの感覚です。
本人は自分で自分の事を誰よりも賢く成熟した老練の学者だと信じていたので、家族は手を焼きました。勉学以外の事に関しては5歳児だったけど、本人にその感覚がなかったから。
子どもからドンペリ、カツアゲすんなよ。
社会学者様(笑)